今季の野球界を盛り上げたのは、なんと言ってもエンゼルスの大谷翔平だ。シーズン中には二刀流としての活躍が連日報じられ、日本の野球ファンを幾度となく楽しませてくれた。
【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」は巨人のこの選手!
そして、大谷に魅了されたのは日本人だけではない。当然、現地を含め世界中のファンも大谷の一挙手一投足に注目し、そのプレーを毎日のようにエンジョイしていた。
そこで今回は“秀逸”なものも目立つ、MLBの公式YouTubeチャンネルに書き込まれた英語のコメントと共に今季の大谷の印象に残ったプレーを振り返りたい。※日付は全て現地時間
まず今シーズン、最初に話題となったのは、2番・投手の“リアル二刀流”として出場した4月4日のホワイトソックス戦だ。大谷はこの日、投げては4回2/3を3失点(自責点は1)の内容で勝ち投手とはならなかったが、打撃では1打席目に快音を響かせてライトスタンドに突き刺さる豪快なアーチを放った。
このプレーでファンが注目したのは打球音。「カーン」となり響いた漫画のような快音にファンは、
「動画を再生するのが止められないよ。なんて心地の良い音なんだ」
「この音は『MLB The Show』(米国の人気野球ゲーム)で完璧なアーチを打った時と同じ音」
「このバキっという音は世界で最もセクシーな音だよ」
と、その打球の音について各々の思いを綴っているものが目立った。
そして、この時の打撃の“音”が暗示していたかのように、この後も大谷はホームランを量産する。オールスター前の7月2日のオリオールズ戦では2本塁打を放ち、両リーグ最速で30号に到達。ファンも“異次元”の能力について、
「ショウヘイ、ようこそアベンジャーズの世界へ」
「大谷は野球が他の人にとってどれぐらい難しいか理解できていないだろうね」
「どのスポーツも観戦しない86歳の祖母ですら、この“モンスター”が誰かということと、彼がどれだけ野球をエキサイティングなものにしたのかは知っているよ」
と、この頃になると現地のファンも大谷の想像以上の活躍に驚きを隠せないようになってきていることを感じる。