リアルとフィクション、そしてエンタメが混ざりあった「日本沈没」は視聴者の反応も大きい。放送のたびに、Twitterでは「#日本沈没」がトレンド入り。作品への感想や考察が飛び交っている。

「堅苦しいと思われるかもしれませんが、身の回りのものを変えようといった環境を意識する声も思った以上に多く、伝えたいことが伝わったと感じられてうれしいです。山岡先生も話していましたが、日本沈没は「非現実的」で、現実には起こり得ないと思います。でも、海面上昇が起きていて、地殻には日々大きなストレスがかかっているのは本当です。スタッフ、出演者ともに『こんなことは起きてほしくない』というアラートのつもりで作品と向き合っています」

 ドラマの後半では、国土を失うことの意味や、世界へ移民を受け入れてもらうためにどう動くかが描かれている。沈没までの限られた時間のなかで、どんな答えが導かれるのだろうか。(編集部・福井しほ)

AERA 2021年11月29日号掲載に加筆

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?