ジャン=リュック・ゴダール監督の『ワン・プラス・ワン』の7インチレコードデザインのパンフレットが12月3日から各劇場で販売される。
今年8月のチャーリー・ワッツ訃報を受けて12月3日からリバイバル上映される同作は、ジャン=リュック・ゴダール監督がザ・ローリング・ストーンズのレコーディング風景を撮影した音楽ドキュメンタリー。パンフレットは大島依提亜がデザインし、高橋幸宏(YELLOW MAGIC ORCHESTRA、METAFIVE)、青野賢一、高橋芳朗、月永理絵が寄稿している。
また、茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)、大島依提亜 、宇野維正、天辰保文 、Mike Koshitaniらのコメントも到着。
◎天辰保文 コメント
激動や混沌といった言葉たちと共にロックが存在し、それがそのままストーンズと重なっていた時代が確かにあった。
そんな時代のロックの現場に連れて行ってくれる。それにしても、当初「悪魔を憐れむ歌」が、ミックの歌い方を含めてこれほどディランぽかったとは。
◎宇野維正 コメント
30数年ぶりに観た『ワン・プラス・ワン』。
無表情なチャーリーが抱えていた想いも含め、すべてが手に取るようにわかった。
当時の日本のティーンに1968年のゴダールは早すぎた(今のティーンは違うかも)。
◎大島依提亜 コメント
音楽を途中でぶつ切りにする事で有名なゴダールも、流石にストーンズの音楽となると切るに忍びない…と思ったのかどうかは定かではないが、ゴダールが切らないといったら全然切らない!
現代のコンピューター制御されたスムーズなリモート撮影に慣れた目から見ても、人力とは思えぬ流麗なカメラワークに身を委ね、余す事なく記録された貴重な初期ストーンズのリハーサル風景を只々眺めてるだけで眼福。プラス、いつものゴダール的な寸劇もいっぱい付いてお得感この上ない。
◎Mike Koshitani コメント
「悪魔を憐れむ歌」ストーンズ代表作!Woo Woo !!僕は何十回、いや百回以上かもしれない、このナンバーをライヴで堪能したことか…。このゴダール映画はRSスタンダード悪魔・録音道程を生々しく描いている。
◎茂木欣一 コメント
2021年の今となっては、'60年代後半の若き日のストーンズ、そしてチャーリーの楽曲制作時の姿をとらえた貴重な作品ですね。 あの曲にマジックが訪れるまでのプロセスがここに・・・ バンドってこれだからやめられない!!
◎映画情報
『ワン・プラス・ワン』
2021年12月3日(金)から公開
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
出演:
ザ・ローリング・ストーンズ
アンヌ・ヴィアゼムスキー
上映時間:101分
配給:ロングライド
(C)CUPID Productions Ltd.1970
https://longride.jp/oneplusone/