学びが行動につながる
そんななか、映画祭での学びは行動にもつながった。先の総選挙では、取材したメンバー5人中、実家に住民票がある1人をのぞく全員が投票した。「選択的夫婦別姓やジェンダーについての政策を気にするようになった」と全員が口をそろえる。
上野さんもエールを送る。
「日本の状況を変化させるためには、行動して社会を変えないとダメ。いまはSNSでのアクティビズムなどハードルが下がりました。こうした映画祭をはじめ、どんどん声を発信してほしい」
前出の林さんは言う。
「ジェンダー・ギャップを一過性のブームにしたくない。そのためにも私たち自身が考え、行動を続ける必要があると感じています」
ジェンダー・ギャップ映画祭運営メンバーが選んだ15作品