現在、放送中の吉高由里子(33)主演ドラマ「最愛」(TBS系)が好評だ。ミステリー系ドラマは途中で離脱する視聴者も多いため、視聴率は一桁台と芳しくないが、タイムシフト視聴率(テレビ所有世帯のうち7日間以内に何%の人が再生視聴したかを表す推定値で、録画視聴率とも呼ばれる)では「真犯人フラグ」や「ドクターX」を抜いて2位となっている。
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本作は殺人事件の重要参考人となった女性実業家(吉高)と、初恋の相手で事件の真相を追う刑事(松下洸平)、そして実業家を支える弁護士(井浦新)を中心に、過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がり、その真相に迫る姿を描いたサスペンスだ。恋愛要素も散りばめつつ、過去と現在が交錯しながらテンポ良くストーリーが展開するため、どハマりする視聴者も続出しているようだ。
作品への評価と同時にSNS上では「最愛が始まってから吉高由里子めちゃ好きになった」「あんまり興味なかったけど、好きな女優さんになった」など、主演を務める吉高への称賛の声も多く、ここにきてファンが増えている印象だ。
「吉高さんの舌足らずで甘い口調を苦手と感じる視聴者もいましたが、本作では演技力の高さが話題になっています。例えば、第1話では15年前のエピソードが描かれたのですが、大学の陸上部男子寮の寮夫である父を手伝う、女子高生時代の主人公を33歳の吉高本人が演じました。少女のような純粋さを感じさせる演技で違和感がありませんでした。と思えば15年後、実業家として成長し、かっこいい女性となって登場。その年代年代をきっちり演じ分ける実力を見せつけました。また、第3話では弟と会えないことが分かって泣くシーンがあったのですが、鼻を真っ赤にさせて、おえつしながら号泣する姿に、『鳥肌たった』『すごいとしか言えない』とSNSで反響を呼びました」(テレビ情報誌の編集者)
番宣などでバラエティー番組に出演したときは、天真らんまんな姿を見せることが多い吉高だが、本作では圧巻の演技をみせている。そんなギャップにも惹かれるのだろう。