ネット上では「実業家としてやってるみたいだし、将来的には政治の世界にも興味が無い訳じゃなさそうだし。アメリカ行って何をしたいのかは分からないけど、色々な何かを勉強して吸収して、一回り大きな人間になって帰って来て下さい」という激励のメッセージが見られる一方で、「燃え尽きるようなことしてたんですね。SNSや世間の評価をもの凄い気にするタイプの人っぽいから、売れる、有名になるにつれて面白さが無くなっていったという意味では、もう燃えるものすらなくなってしまったのかなぁという印象。政治に興味がありそうだけど…。やめて欲しいなぁ…」など冷ややかな声が。
政治家転身が推測されるのは理由がある。2015年に当時大阪市長を務めていた橋下徹氏を中心とした大阪維新の会が提唱してきた「大阪都構想」で、たむらは自身のSNSで告知、宣伝を行っていた。住民投票を前に「大阪都構想勉強LIVE」を開催し、ニュースキャスター・辛坊治郎を講師役に迎え、約2時間にわたって勉強会を行ったことも。当時は中立の立場を主張していたが、大阪都構想が否決となり、自身のツイッターで「僕は勉強会をやらせてもらって学び、その後自分なりに勉強して賛成に投票しました」と初めて賛成の立場だったことを明らかに。「正直結果は残念ですが、民主主義ですからこれは受け入れないといけません」と心情を吐露し、「反対派の皆様からたくさんの罵詈雑言、嘘、イヤミ頂きました。悔しいです!」とも打ち明けた。
2年後、たむらは本当に芸人を引退して米国に向かうのだろうか。好奇心旺盛で政治についても勉強熱心だったため、政治家として大志を抱く可能性がないとは言い切れない。動向が注目される。(西川秀之)