10日(木)は南岸低気圧の影響で宮城県、福島県を中心に広く雪や雨が降る見込みです。普段雪の少ない地域で広く雪が降るため、路面の状況に十分ご注意ください。
10日(木) 雪の少ない宮城・福島で雪
10日(木)は本州の南岸を低気圧が東へ進む見込みです。
この影響で、雪国・東北の中でも、普段は雪の少ない宮城県や福島県(浜通り中通り)を中心に雪や雨が降るでしょう。
上の図は10日(木)正午の雨や雪、風の予想です。
右側の凡例のとおり、緑から赤は雪の予想で、赤に近いほど雪の降り方が強いことがわかります。青系は雨の予想です。
低気圧に近い東北南部の太平洋側を中心に雪雲が広くかかる見込みです。
降り始めの早い所は福島県で朝から、宮城県で昼頃からでしょう。
山形県や岩手県、秋田県の内陸でも雪の降る所がある見込みですが、低気圧はあまり北上しない予想で、範囲は狭くなりそうです。
雪の降る量は、宮城・福島県の山沿いや内陸の多い所で、5~10センチ程度とみられ、平地でもうっすら積もる可能性があります。
東北の中でも普段は雪の少ない地域が雪の中心となります。車のスリップ事故や転倒などに十分ご注意ください。
なお、南岸低気圧は進路や気温の僅かな違いによって、雪の降る地域や量が大きく変わるため、最新情報の確認をお願いします。
続く南岸低気圧 13日(日)頃も広く雪
11日(金)は南岸低気圧が東へ離れるため、日中は広く晴れる見込みです。
これまで積雪が多くなっている日本海側でも日差しがでるため、雪崩や屋根からの落雪には一層の注意が必要です。
連休後半は、2段階で北と南で天気が崩れる見込みです。
まずは12日(土)の後半からです。低気圧が北海道付近を通過する影響で、夜には青森県から広く雪が降るでしょう。
その後、13日(日)朝にかけて秋田県や岩手県内でも雪が降り、一時的に強く降ることがある見込みです。
もう一つは13日(日)の午後から14日(月)午前にかけてで、東北南部を中心に雪や雨が降る見込みです。
次の南岸低気圧の影響を受けるためです。
まだ進路にぶれがあるものの、10日(木)よりも発達する見込みで、福島県内を中心に雪の降る量が多くなる可能性があります。
週明けの通勤・通学に影響がでる恐れがあるため、今後の情報に注意してください。
立春を過ぎましたが、余寒が続きそうです。
最新の資料では、気温は2月中旬にかけて平年を下回る日が多くなりそうです。
体調管理にも気を付けましょう。