メイン画像
メイン画像

関東甲信地方は、南岸低気圧や寒気の影響で東京都心など市街地でも積雪に。けさは冷え込み、路面はカチカチに凍結している所があるため、転倒や車のスリップなどに注意が必要です。

市街地でも積雪

画像A
画像A

関東甲信地方は、きのう(10日)~きょう(11日)未明にかけて、南岸低気圧や寒気の影響で山梨県富士河口湖町など内陸を中心に大雪に。東京都心など市街地でも積雪となり、最深積雪は東京都心2センチ、千葉市5センチ、水戸市9センチなど。朝は東京都心でも0℃台まで冷え込み、路面はカチカチに凍結している所があるため、転倒や車のスリップなどに注意が必要です。写真は千葉県印西市のけさ6時半の様子です。芝生は真っ白で、木々や葉にも雪が積もっています。

図は7時の推計気象分布(気温や気象衛星など観測データから1km四方の格子毎に推計した天気分布)です。これをみますと、千葉県や茨城県など関東地方の東部で雪や雨の降っている所があります。このあと、雪や雨は昼前にはやみ、日中は次第に晴れる見込みです。ただ、日陰などでは、今夜、再び凍結して滑りやすくなる所がありそうです。引き続き、路面の凍結による転倒や車のスリップに注意が必要です。

路面の凍結に注意

画像B
画像B

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

① 橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

② トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。

③ 交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。

④ 日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。