葬儀委員長の岸田文雄首相に続き、遺骨を運ぶ安倍昭恵さん
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 安倍晋三元首相の国葬に参列する海外からの要人の受け入れ業務に、私立大学の学生がインターンシップという形式で関わっていたことが話題になっている。目的は何だったのか。AERA 2022年10月10-17日合併号の記事を紹介する。

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 国葬に際し、大学生がインターンシップ(就業体験)として働いていたことがわかった。明海大学(千葉県)では学生が、羽田空港でインターンとして働いた。

 募集要項などによると、募集をしたのは同大のホスピタリティ・ツーリズム学部。「JTBグローバルマーケティング&トラベル」のインターンとして羽田空港で空港業務に就く。期間は研修期間も含め9月24日から29日までの間で、募集人数は30人程度。期間中は「帰宅または私用による外出はできない」。1日1万円の日当が支給されるなどとある。

 インターンシップは多くの大学が取り入れており、対価として給与を払う企業も最近は増えている。

 だが、SNSでこの募集要項が拡散すると<令和の学徒動員だ!><就業中の人間を国葬の期間だけ拘束なんて><大学の見識が問われる>などと炎上。数日後、地元新聞が大学と学部名を出して報道するとさらに話題を呼んだ。

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野村昌二

野村昌二

ニュース週刊誌『AERA』記者。格差、貧困、マイノリティの問題を中心に、ときどきサブカルなども書いています。著書に『ぼくたちクルド人』。大切にしたのは、人が幸せに生きる権利。

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