カーディ・B、キャリアを振り返る映像とともに新作リリースを示唆?
カーディ・B、キャリアを振り返る映像とともに新作リリースを示唆?

 現地時間2022年6月21日、カーディ・Bがこれまでの大ヒット曲をまとめた2分間の映像を公開し、過去を振り返りながらも未来をしっかりと見据えていることをさりげなくアピールした。

 カーディは、SNSに「ちょっとしたリマインダーです。お知らせのために、ちょっとだけ足踏みをした2020年に浸っています……追伸、今回は大きく踏み鳴らすつもりです」と綴り、2018年に大ヒットしたデビュー・アルバム『インベージョン・オブ・プライバシー』に続く待望の最新作に言及しているようだ。

 前作『インベージョン・オブ・プライバシー』に収録されている「Get Up 10」でスタートする映像には、ミーゴスとの「Drip」、「Money Bag」、大躍進となったヒット曲「Bodak Yellow」、「Bickenhead」、バッド・バニーとJ.バルヴィンをフィーチャーしてスマッシュ・ヒットとなったラテン・ホップ曲「I Like It」、「Bartier Cardi」、「Be Careful」、ケラーニと共演したバラード「Ring」、そして「Thru Your Phone」が使用されている。

 また映像には、これらの楽曲のミュージック・ビデオの一部も使われており、カーディが地球上で最大のヒップホップ・スターまでに成長した時期に、豪華で斬新な衣装の数々を着ている様子が捉えられている。

 では、彼女が“大きく踏み鳴らす”と述べた新作はどうなのだろうか?今年5月、カーディは新曲がなかなか発表されないという、ファンからのSNS上の苦情に対し事情を説明していた。「“(新しい音楽に関して)全然発表してくれない……”とか、多くの人々がブーブー文句を言っているのを見かけます」とファンのBardi Gang宛てに録音したボイス・メモの中で述べていた。

 「リリースするものをリリースした際に、もっとそのことについて語ります。なぜなら今話すことができないのは明らかですよね。最新のプロジェクトに関しては、いくつか技術的な問題がありました。現在取りかかっている音楽で、1つ、2つではなく、3つぐらい技術的な問題が起こり、完成させてリリースする前に対処する必要がありました」と説明していた。

 さらに彼女は「リリースされた際に、そのことについて話します。そこまで深刻またはクレイジーな問題ではありません。なので、解決を目指しています。みんなが望んでいることだとわかっていますし、皆さんに(新曲を)提供します、わかりましたか?良かったです」と続けていた。

 2003年以来初めて女性によるラップ・アルバムとして【グラミー賞】の<年間最優秀アルバム>にノミネートされ、<最優秀ラップ・アルバム賞>を獲得した『インベージョン・オブ・プライバシー』のリリースから4年が経過している。その一方で、カーディは2021年2月にリリースしたシングル「Up」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得している。