ビリー・アイリッシュ、従来のレコーディング・スタジオの雰囲気について明かす「楽しめるものではない」
ビリー・アイリッシュ、従来のレコーディング・スタジオの雰囲気について明かす「楽しめるものではない」
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 ビリー・アイリッシュが、サプライズ・リリースした最新EP『ギター・ソングス』について、Apple Musicの『New Music Daily』のインタビューに応じ、従来のスタジオの雰囲気があまり好きではないと明かした。

 ビリーは、「私はスタジオやセッションが好きじゃないんです」とホストのゼイン・ロウに対し話し、「スタジオの雰囲気が嫌いなんです。スタジオの雰囲気が好きだったことはないですね。窓もないし、マリファナみたいな匂いもするし……他のアーティストがいて、出くわした時に、バカみたいな感じになってしまって、相手にそのバカみたいな感じなのを見られたのが恥ずかしくなるんです。よくわからないけど、なんだかビビってしまうんです。スタジオに入ると、本当に社交不安症になるんです……私には向いていなくて、楽しめるものではないですね」と説明している。

 そんな彼女は、兄で唯一のコラボレーターであるフィニアスと常にレコーディングを行っている。【グラミー賞】で<最優秀アルバム賞>に輝いた2019年のデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』は、米カリフォルニア州ハイランド・パークにある彼女の幼少期のベッドルームにて録音された。そして最新作となる2021年の『ハピアー・ザン・エヴァー』は、米LAにあるフィニアスのホーム・スタジオにてレコーディングされた。

 このインタビューの中で、彼女は新曲「TV」と「The 30th」が収録された2曲入りEP『ギター・ソングス』をサプライズ・リリースした経緯についても語っていた。「音楽において、特に人気アーティストになる程、すべてのリリースが大きく扱われるんです。最終版の準備や日程の設定、ビデオの撮影、プレスの準備……あれもこれもやらなければならないので、リリースする5か月前には(音楽を)提出しなければなりません。それはいいのですが、作った音楽が世に出るまで大変長い期間になるんです」と説明していた。