メタリカ、アニメ仕立ての「マスター・オブ・パペッツ」リリック・ビデオを公開
メタリカ、アニメ仕立ての「マスター・オブ・パペッツ」リリック・ビデオを公開
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 メタリカが、1986年に発表したシングル「マスター・オブ・パペッツ」の公式ミュージック・ビデオを、楽曲のリリースから36年経った2022年7月27日に公開した。この楽曲は、Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4最終回の劇中歌として注目され、世界中で人気が再燃している。

 ファン待望のMVはアニメ仕立てのリリック・ビデオで、暗闇に吸い込まれるようなイメージに満ちている。この8分半の力作は、バンドのロゴがナイトビジョン・グリーンで描かれ、巨大な十字架で構成された迷路や、剣道の防具で身を固めた謎の剣士、不気味な操り人形師の手が糸を引いているシーンなどから始まり、ボーカルのジェイムズ・ヘットフィールド愛用のギターGibson Explorerが次々と流れていく映像などの上にこの楽曲の激しい歌詞が太い大文字で表示される。

 前後編からなる『ストレンジャー・シングス』の最終エピソードでは、エディ・マンソン(ジョセフ・クイン)が恐ろしい怪物ヴェクナから仲間を救うためにこの楽曲をギターでかき鳴らす。今ではすっかり有名になったシーンのおかげで楽曲は予想外のリバイバル・ヒットとなっていることから、英国のデザイン会社ILoveDustによるMVが公開される運びとなった。

 今週末に米シカゴで開催される【ロラパルーザ・フェスティバル】のヘッドライナーのひと組であるメタリカの代表曲は、今週UKチャートで47位から23位にジャンプ・アップし、リリースから30年以上経って初めてTOP40入りを果たした。この楽曲はまた、7月16日付の米ビルボード・チャートでもドラマのおかげで急上昇し、総合ソング・チャートである“Hot 100”で40位に初登場した。バンドにとっては、2008年9月に31位を記録した「The Day That Never Comes」が同年11月に最後にランクインして以来となる“Hot 100”入りとなった。

 さらに、2020年に発足した“Hot Hard Rock Songs”チャートで1位を獲得しており、2020年9月にサンフランシスコ交響楽団と共演した「All Within My Hands」のピークだった4位を上回り、メタリカにとって初となる同チャートNo. 1となっている。「マスター・オブ・パペッツ」は“Hot Rock Songs”と“Hot Rock & Alternative Songs”チャートでもそれぞれ4位と6位に入っており、どちらも彼らにとって現時点での最高位だ。

 ルミネイト(旧MRCデータ)によると、「マスター・オブ・パペッツ」は7月1日から7日のチャート週で、米国内の公式ストリーミングは960万回、ダウンロードは7,000DLを記録した。この数字は、前週比でそれぞれ603%と3,722%の伸びとなっている。

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