ハリー・スタイルズ、映画『ドント・ウォーリー・ダーリング』のためにオリジナル曲を書き下ろす
ハリー・スタイルズ、映画『ドント・ウォーリー・ダーリング』のためにオリジナル曲を書き下ろす

 ポップ・スター、シンガー・ソングライター、俳優として活躍しているハリー・スタイルズだが、今度は映画音楽の作曲家としての経歴が加わることになった。米バラエティ誌の最新カバー・ストーリーのインタビューで、ハリーが映画『ドント・ウォーリー・ダーリング』にオリジナル曲を提供し、しかもたった5分で作ったことを映画の監督を務めたオリヴィア・ワイルドが明かした。

 ハリーは、今年9月23日に全米公開予定の映画に、フローレンス・ピュー演じる主人公アリスの夫ジャック役で出演している。1950年代を舞台にしたこのサイコ・スリラー映画は、オリヴィアの最新監督作で、脚本には“トリガー・ソング(引き起こす曲)”とだけ記され、アリスが度々口ずさむ曲が繰り返し登場する。

 「準備の時に、ハリーから電話があって、“引き起こす曲は何?メロディーはどんな感じ?”と聞かれました」とオリヴィアは同誌に説明した。「私は、“わからない。色々な作曲家に書いてもらうつもり。何か考えはある?”と尋ねると、彼は“考えてみる”と返答しました」と振り返った。

 彼女は、「5分後に、彼はピアノから私にデモを送り、それが映画で使われています」と続けた。「彼は私に電話をしてきて、“これはどう?”と言いました。私は、“そうね、これ、これだわ。それに、たった5分でやるなんて、本当に正気じゃない”って感じでした」と明かした。

 また、ハリーもこの曲について同誌に語っており、「優しくもあり、不気味でもあり、完全に状況に左右されるようなものにしたかった」と述べた。「最初にピアノで弾いた時のことを覚えていますが、手作りの童謡のような感じがしました」と彼は付け加えた。「映画の中の様々なシーンで使用されることで、この曲はいくつか異なる意味を持つことを望みます」と彼は続けた。

 映画『ドント・ウォーリー・ダーリング』の予告編では、フローレンス演じるアリスがピアノのメロディーに合わせて不気味に歌っており、ハリーが説明したとおり、優しくそれでいて恐ろしくも聞こえる曲になっている。