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台風11号は、あさって3日以降先島諸島の南から東シナ海を北上し、6日火曜日の午前中には対馬海峡付近を通過する見込みです。
四国地方は、4日頃から台風の影響を受けるようになり、5日から6日頃は台風のコースによっては大荒れとなる恐れもあります。

太平洋側では4日から大雨に、5日から6日は広い範囲で強風や高波、高潮に警戒

四国の太平洋側では、4日頃からは台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、強い雨が降りやすくなるでしょう。雨は、少なくとも6日午前中にかけて続くと予想され、特に雨雲が発達しやすい山間部で大雨となる恐れがあります。雨のピークは、6日の午前中になりそうです。
台風の接近に伴って、5日頃から沿岸部を中心に風も次第に強まり、6日にかけて広い範囲で非常に強い風が吹く恐れがあります。過去には、今回の台風11号と似たような勢力とコースを辿った台風に「1991年の台風19号(リンゴ台風)」がありますが、この時は強風により愛媛県を中心に広い範囲で家屋の損壊や停電が発生しました。また、高波や高潮による浸水や海水飛沫による深刻な塩害などもありました。
今回の台風11号は、1991年の台風19号と比べ対馬海峡通過時の速度が遅い予想のため(11号は時速30~40キロの予想、19号は時速75~80キロ)、19号の時ほどの強風が吹く可能性は低いと見られますが、それでも災害の発生に警戒が必要なのは変わりありません。

※台風の進行方向の右側では、台風の風の速度に台風自身の移動速度が加わるため、台風の移動速度が速いほど風が強くなります。

台風接近への備えについて

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台風11号の四国地方への接近までにはまだ時間的な余裕がありますので、週末にかけて色々準備をしておきましょう。
まず、屋外の備えですが、室外にあるものは風で飛ばされてケガや事故につながる可能性があるため、ベランダや庭にあるものは出来るだけ室内にしまうようにして下さい。側溝や雨どい・排水溝の掃除や、浸水に備えて土のうの用意もしておくと良いでしょう。それから、窓や雨戸の補強もしておくと、窓ガラスが割れてケガをするのを防ぐことができます。
続いて、屋内の備えですが、浸水の危険がある場合は、テレビやパソコンなどの動かせる電化製品や家財道具は2階以上へ移動させておきましょう。スマートフォンやノートパソコンは、万が一の際に連絡をとったり情報を入手したりする手段になりますので、停電に備えて、あらかじめしっかり充電しておいてください。