──ほかに30代を前にやっておきたいことは?
えー、なんでしょうね。……歌舞伎の世界に触れるとか。実は今日も観に行くんですけど。もっとやりたいなと思いますね。
──歌舞伎には、Snow Manの主演舞台「滝沢歌舞伎ZERO」だけでなく、以前出演されたこともあります(19年「SANEMORI」)が、それがきっかけで?
滝沢歌舞伎もすごく練習するんですけど、また違うものに出演させていただいたことで、本当に刺激になって。Netflixの生田くんの番組(ドキュメンタリー「生田斗真 挑む」現在配信中)を見たんですけど、僕と同じようなことを生田くんが言ってたんですよ。だからたぶん、やった人にしかわからないものなんでしょうけど、もっとその先に、っていう思いが芽生えました。
──では20代のうちに見られるかも?
頑張りたいなとは思いますけど。
──少し前のインタビューでは、「少年たち」とか「滝沢歌舞伎」みたいな舞台を作りたいともおっしゃっていました。
そうですね。僕の目指す場所のひとつは時代劇ですけど、もうひとつ夢があるんですよね。一年に一回、ずっと続けられるような舞台をやるっていう。グループでももちろんいいんですけど、個人でもやりたいことをやっていくっていうのも、人生的にはいいのかなって最近思いはじめて。30代になったらもっと全面的に出していこうかなと思っています。
──出演するだけではなく、ご自身で作りたいと。
「Endless SHOCK」(堂本光一さん主演舞台)とか、光一くんが一年に一回命を削るようにやっている姿を、後輩の僕たちは間接的に見ているので。自分も挑戦させていただきたいなという気持ちが芽生えてきました。
──ご自身で手掛けるなら、どんな舞台を?
一年ごとに違う舞台がいいですね。今年はこれに挑戦するんだ、みたいなもの。一発目ミュージカルで始まって、二発目に歌舞伎持ってきてもいいですし。この期間に自分の(公演の)枠、というのを持って、お客さんに今年は何が始まるんだろうって楽しみにしていただくというか。ストーリー的に続けるのも大事だと思いますけど、エンターテインメント性を持たせるのであれば、例えば二幕だけ違うとか、なんかそういう、自分にしかできないものっていうのをやっていきたいなと思いますね。