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 最近ますます熱いファンが増えている。インタビュー前にそう伝えると「ほんとですか」と楽しげに声を立てて笑った。指先まで美しいしなやかな踊りと、華麗なアクロバット、色気のあふれる声で魅了し、「ごきげんよう」という挨拶ひとつで拍手が起きる。ファンからは「舘様」と様付けで呼ばれ、「セクシーロイヤル美しく」のキャッチフレーズと赤い薔薇がこよなく似合う──そんな宮舘涼太が、バラエティー番組で見せる新たな顔と名言の数々が話題だ。

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──最近新しくファンになった方のためにも、いまさらですが、「舘様」と呼ばれるようになった経緯をお聞かせください。

 僕は正直、わからないんです(笑)。でもファンの方が呼んでくださったのがいちばん最初で。

──いつごろですか?

ジャニーズ事務所に)入ったのが2005年なので、そのころじゃないですか。いただいたファンレターに書いてあった記憶があるんですよね。当時の僕は、そのファンの方が名前を呼ぶときに様を付ける人なのかなって思っていて。でも、「宮」が抜けてるじゃないですか。なんだこの独特な呼び方は、みたいな(笑)。

 広まったなと思ったのは、滝沢(秀明)くんのソロコンサートでバックにつかせてもらったとき(12年)。滝沢くんが総長の格好してるコントみたいなコーナーがあって、そのなかで「舘様と呼ばれています」ってセリフを言ってほしいと言われて。あ、滝沢くんも舘様って知ってくださっているんだ、っていう。

──それがきっかけで自己紹介で名乗るように?

 自分のなかで何かひとつないといけないなって思ったときに、「舘様」が上乗せできるなと。覚えてもらいやすいなっていうのは思っていますね。

──ご自分でもしっくりくる呼び名でしたか?

 最初は全然です。いや、僕に「様」なんて、っていう感じだったんですよ。いまはあだ名として浸透しているから、すっと入ってきますけど。

──当時は「セクシーロイヤル美しく」路線だったわけではない?

 わけではない。普通の少年だったので。だって、12歳の子どもですよ(笑)。

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