「愛子さまは『祝賀の儀』では最も格式が高いローブ・デコルテの服装に勲章をつけていましたが、車に乗る前に、長袖、襟なしの服装に着替えたんだと思います。雅子さまも同じく着替えていましたね。それにパールのネックレス、イアリング、ブローチをつけていました。ブローチのデザインが雅子さまとお揃いのようでした」
女性皇族は例年、ティアラ(髪飾り)をつけて新年祝賀の儀に臨まれるが、コロナ禍を考慮し、今年はつけなかった。愛子さまはドレスと同じような布で作られた白い帽子をかぶっていた。
「帽子には、ちょっと遊び心のある花の飾りがついていました。ティアラはなくても、とても可愛らしい感じがしました」
ただ、残念だったのは3人のうち天皇陛下だけが別の方向を向いていて撮れなかったこと。
「道の両側に沿道の人がいたので、陛下は反対の窓から挨拶されていたんです。ですから、その時は、3人揃った写真は撮れませんでした。帰りを待ちました」
車は東京・高輪の上皇ご夫妻が住む仙洞仮御所に向かった。
上皇ご夫妻に新年のあいさつを済ませ、午後4時半頃、再び、3人を乗せた車が乾門前に近づいてきた。
「沿道の人たちの半数以上が帰ったので、片側だけとなり、3人揃ってこちらを向いてくださり、お手振りする姿が撮れました。陛下もリラックスした表情で、失礼ながらお父さんの顔になっていましたね(笑)。感動しました」
成年皇族となり、一挙に注目度が増した愛子さま。初公務の方はどうだったのか。
「落ち着いた感じでいいと思います。その場に集まった人たちも、『よかった、愛子さま、かわいいね』って、口々に感想を言っていましたよ。公務そのものは報道でしか見れませんでしたけれど、愛子さまの沿道の人たちへの対応というのかな。手の振り方も、雅子さまみたいに手がピンとは伸びてなくて、ちょっとかわいい手の振り方が、初々しくていいですね」