岸田文雄首相
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 別の議員からは「違うページを読んでいるんじゃないか、違うページ」などという声が上がった。

 答弁席に戻った堀内氏が、「すみません…」と答弁し直すひと幕もあった。

 さらには、木戸口議員の質問に対し、堀内氏が手を上げているにもかかわらず、後藤厚労相が立ち上がり、答弁を引き継ぐ場面もあった。後藤厚労相は「出しゃばって出てきているわけじゃないんで、お許しをいただきたい」と、言い訳まで付け加えていた。

 そんな堀内氏ではあるが、「華麗なる一族」として知られる。

 2017年には、秋篠宮家の次女、佳子さまの交際相手として、「富士急ハイランド」などを運営する富士急行グループの御曹司の名前が報じられたことがあった。その御曹司の母親が堀内氏なのだ。

 堀内氏は明治新政府の中心人物だった大久保利通の直系子孫。幼稚園から大学院まで学習院に通い、秋篠宮さまと同級生だった。

 夫は山梨県の富士急行社長の堀内光一郎氏で、義理の父にあたる堀内光雄氏は通産大臣も務めた政界の大物だ。

「詔子さんは、義理の父の地盤を引き継ぎ、富士急グループの支援もあって当選を重ねた。華麗なる一族出身でありながら、好きな食べ物は『ペヤング』なんて言っています。しかし、実際は作り方もよくわかっていない様子。国会で野党から狙い撃ちされるのではないか」(自民党関係者)

 国民民主党の玉木雄一郎代表はツイッターで「今は3回目接種を急ぐ段階だと思うがワクチン担当大臣からのタイムリーな情報発進がない。改善を!」(7日)とつぶやいた。玉木氏は堀内氏を直接訪ねたことを明し、「積極的に情報発信することも併せてお願いしました」(13日)とツイートした。前出の官邸関係者はこう話す。

「河野氏が大臣だった昨年1月から10月まで、月に約162ツイートしていたのに較べ、堀内氏は大臣に就任した昨年10月から現在までで、月平均38ツイート。相当、落ちてます」

 ツイートばかりではなく、会見の数も激減しているという。

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河野前大臣と比べて格段、発信力が弱い堀内氏