「高橋さん、柴咲さんとも役者として評価が高く、硬派なサスペンス作品ということでネット上の反応も上々です。2人は柴咲さんが主演を務めた17年のNHK大河ドラマ『女城主 直虎』などでも共演しており、気心も知れてそうです。所属事務所から独立し、最近は実業家の顔も持つ柴咲さんですが、今後の女優活動を占う作品にもなりそうで、かなり気合が入っているようです」
現在、清原果耶が主演を務める「ファイトソング」(火曜日、午後10時~)が放送されている「火曜ドラマ」枠も家族を描いたドラマになる。
「上野樹里さんがヒロインを務め、田中圭さん、松重豊さんらが出演する『持続可能な恋ですか?』がスタートします。こちらは父娘の“ダブル婚活”を主軸に、家族の成長や再挑戦をユーモアを交えながら描いたラブコメディー作品のようです」(同広告理代理店関係者)
同作については、当初は戸田恵梨香が主演を務める予定だったものの、体調不良を理由に降板して上野に白羽の矢が立ったという週刊誌報道もあった。
TBSの今期春ドラマは「家族愛」や「犯罪」をテーマにしているのが特徴で、キャスティングに関しては若手よりもベテランが目立つ。その背景を他の民放テレビ局の編成担当スタッフはこう語る。
「最近は若者のテレビ離れの影響もあってか、ドラマ視聴者の年齢層が上がっています。いわゆるキラキラした“恋愛もの”は不調で、コロナ禍で不安定な時代だからこそ家族愛を描いた作品や、サスペンス的要素があるヒューマンドラマがウケるという判断なのではないでしょうか。キャスティングに関しても、旬の売れっ子俳優を“ツモれ”れば何とかなるといった安易な発想ではなく、きちんと作品や作風にあった人選を心掛けている印象です。“はじめに作品ありき”は理想ではありますが、人気俳優、女優のスケジュールを抑えるのは至難の業でこれがなかなか難しい。それを実行できている背景には、今やブランド化されつつある『日曜劇場』をはじめ、近年のTBSのドラマの好調ぶりやその相乗効果があるのではないでしょうか」
“ドラマのTBS”の躍進はまだまだ続くか!?(立花茂)