漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「六本木クラス」(テレビ朝日系 木曜21:00~)をウォッチした。
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配信で大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」の日本オリジナル版。多くの外国人が集うソウルの繁華街・梨泰院は、六本木に置き換えられた。
まぁテレビ朝日だし、六本木。これがフジテレビなら「お台場クラス」、日本テレビなら「汐留クラス」、TBSなら「赤坂サカス」だったはず。
一度は絶望のどん底に落ちた主人公・宮部新(あらた・竹内涼真)が、亡き父親の夢でもあった居酒屋を立ち上げ、大手飲食企業・長屋ホールディングスに挑む愛と復讐(ふくしゅう)の物語。
しかしこの壮大な復讐譚(たん)、まず竹内のヘアスタイルに「ん?」となる。ドラマ内ではさかんに「イガグリ頭」と言われているが、いやどう見ても「コボちゃん」。
韓国版のイガグリ頭はまったく違和感ないけれど、日本に降臨した瞬間、これ「コボちゃん」。でね、コボちゃんが長屋父(香川照之)&長屋息子(早乙女太一)から、ひどい仕打ちを受けるわけ。
もはや土下座強要のプロ・香川照之からやっぱり土下座を強いられ、早乙女には父親をひき逃げされるドロドロの展開。