お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が千葉テレビの「白黒アンジャッシュ」で1年8カ月ぶりにテレビ番組に復帰して活動再開したが、他局での出演はまだまだハードルが高いのが現実だ。
「白黒アンジャッシュ」を放送していたTOKYO・MXが今月24日深夜の放送で終了することが複数のメディアで報じられた。MXでは千葉テレビから16日遅れて放送のため、24日は今月8日分が放送される。渡部の復帰は15日の放送のため、復帰以降の放送分は流れないという事になる。
「渡部さんが復帰した回から流れないという事は偶然ではないと思います。スポンサーの理解が得られなかった可能性が高い。アンジャッシュというコンビでの立て直しを考えた時に、テレビにこだわらない方が良いと思います。舞台やYouTubeなど『アンジャッシュを見たい人だけが見にくる』コンテンツに力を入れることを考えた方が良いのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
渡部が複数の女性との不倫や多目的トイレでの性行為などが週刊誌で報じられたのが2020年6月。報道から1年半以上経つがマイナスイメージはなかなかぬぐえない。相方の児嶋一哉もそれは覚悟の上だろう。復帰した15日放送の「白黒アンジャッシュ」では、渡部が「視聴者の皆さん、僕がしてしまった本当にバカげたことで大変ご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。本当にすみませんでした。特に多目的トイレを必要としている方々、大変な不便をおかけしましたし不快な思いをさせてしました。本当に申し訳ありません」と頭を深々と下げた。
笑いが一切ない「お通夜モード」だったが、このまま番組を進めるわけにはいかない。22日放送の同番組では児嶋が再スタートを切るにあたって立ち位置を変えることを提案。児嶋が右、渡部が左になり、定番ネタの「児嶋だよ!」に、「スケベさん?」、「渡部だよ!」と新たなやりとりをすることが決まった。事務所の後輩芸人のザ・マミィがゲスト出演したが、まだまだぎこちなさは否めない。