トヨタ自動車のテレビCMで「こども店長」として親しまれた加藤清史郎さん。ドラマ「ドラゴン桜」(2021年)やミュージカル「るろうに剣心 京都編」(2022年)など、多くの話題作に出演しています。今年7月からは、月9ドラマ「競争の番人」に出演中。作家の林真理子さんが、加藤さんの今に迫りました。
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林:いま「月9」にお出になってるんですよね。公正取引委員会を舞台にしたドラマ(「競争の番人」)に。
加藤:周りが大先輩ばかりです。坂口健太郎さん、杏さん、小池栄子さん、大倉孝二さん、寺島しのぶさんというみなさんと、子どもの役ではなく、同僚として大人の役を演じられるというのは、僕にとってシビれる数カ月間でした。
林:皆さん何て呼ぶんですか。「加藤くん」ですか。
加藤:「清史郎」って呼んでくださるか、役名の「六角」って呼んでくださっていました。
林:この頭のよさと性格のよさって、子どものときから一生懸命働いてきたせいかな。
加藤:頭も性格も自信はないです(笑)。
林:そんなにお仕事に一生懸命なのもいいけど、ハタチになったんだから、お酒飲んだりお友達とどこかに遊びに行ったりはしないんですか。
加藤:コロナ禍なので難しいですが、車の免許も取りましたし、仕事の合間を縫って少人数でドライブしに行ったりはしています。
林:ちゃんと20歳の青春を送ってるわけですね。あのカワイイ「こども店長」を知ってる者にとって、こんな素敵な大人になってくれてほんとにうれしいですよ。
加藤:いまはもうカワイくなくなっちゃいましたか?(笑)
林:カワイイけど、いまはイケメンの青年になってしまって。
加藤:いえいえ、「イケメン」で戦えるタイプではないので。
林:そんなことないでしょう。
加藤:本当ですか? 僕、その言葉だけは信じられないです(笑)。
林:フワッとした中性的な美少年になったな、という感じ。
加藤:役とか衣装、髪形一つで雰囲気はガラッと変わるかもしれません。