安心が届けられるか問われている農水省

 ちなみに、殺処分についてはどうなのか。農水省動物検疫所の担当者に尋ねると、こう答えた。

「飼い主がいる動物に対して、我々のほうで勝手に殺処分するというのはできません。常識的に考えて、そんな強権的なことはできませんし、権限もない。飼い主がいなくなってしまったとしても、身元引受人を探すなど対応します」

 農水省に対しては依然として抗議の連絡が多数届いているという。今回の騒動は、安全ではあるが、安心が届けられていない状況といえそうだ。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

[AERA最新号はこちら]