松本人志さんからの「炎上！」で気づいた“ネットニュースとはこういうもの”カンニング竹山

　実際にスポーツ新聞のサイトが、松本さんと僕の番組でのやりとりの一部を記事にしていた。

【カンニング竹山（51）が「ダウンタウンDX」に出演し、道端で写真を撮っている人たちに怒りを露わにすると、ダウンタウン・松本人志（58）が「炎上確定」と………】

 といった感じだ。

 このような僕の発言の一部を記事にしたものがエサとしてまかれて、反応してくる人がいますよね。それを見て、またお金を儲けたい人が出てくる。僕は2軍のメディアって呼んでいるんだけど、そのエサの記事をそのまま、2軍メディアの記事が最後に例えば「某スポーツ新聞記事より」として、自社のサイトの記事として出してくる。

 そのあとの仕組みは同じで、2軍のメディアも自分のサイトを持っているから、そこへ誘導し、他の記事を見てもらう。僕は、これをハイエナ商売と呼んでいるけど（笑）。こうして、僕の発言だけが拡散されていくんですよね。1軍メディアの記事は見ていないけど、2軍の記事で僕の発言を知る人もいる。発言の元となったテレビ番組をチェックせず、2軍の記事だけを見て反応する人はそもそもネットリテラシーが低い人。だから、色々な感情をぶつけるために書き込みをしてくる。これを「炎上」と言い出しますが、そこに真剣な思いがあるかと言うと全くないです。

 1軍の記事としてまかれたエサ、もしくは2軍の記事というエサがあり、そこにまんまと釣られてしまっている人がやっているだけですからね。釣られている人を見るとカッコ悪いなと思うんですが、それがネットニュースの作りなんですよ。そういう仕組みの中で我々芸能人も生きているわけで、だから、コメントに対していちいち反応していてもしょうがないと思っています。

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