
山麓さんに、注目しているT-POPアーティストを聞いてみた。
「若いけれど大人ポップスを歌う男女デュオのSERIOUS BACONや、アーバン・ソウル・バンドのThe Parkinsonはおすすめです。女性アーティストのInk Waruntorn(イン・ワラントン)は、現在タイで流行(はや)っている、シンセサイザーの音色を印象的に使うシティポップの代表格。済んだハイトーンで歌うバラードはとても心地よいのでぜひ聴いてみてください」
こうしたT-POPの魅力をもっと日本に広めたいと本腰を入れているのが、在東京タイ王国大使館だ。同大使館は、2000~19年まで代々木公園(東京)でタイフェスティバルを開いてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、20年から中止を余儀なくされている。そこで、昨年は「タイドラマ」をテーマにしたオンラインイベントと同大使館を会場にしたイベントを開催。そして今年は、オンラインのみで「T-POP」をテーマにしたイベントを開催することになった。
5月15日の午後2時30分~午後4時に、「T-POP Stage Show コンサート:タイフェスティバル in Japan 2022 スペシャルエピソード」のコンサートをタイからオンライン生配信。タイの国民的シンガー・ソングライターで、日本語の楽曲も発表しているSTAMPが、日本を代表する人気ラッパーSKY-HIと一緒に登場する。
大型新人アーティストで、インフルエンサーとしても知られるBELL Warissara(ベル・ワリッサラ)、山麓さんもおすすめとして挙げていたInk Waruntorn、世界に向けて平等を表現するLGBTQバンド・4MIXなど、注目すべき8組のアーティストのパフォーマンスを家に居ながらにして楽しむことができる。
STAMPは大の親日家で、独学で日本語を勉強している。20年5月に情報番組「スッキリ!」(日本テレビ系)にリモート出演した際にも日本語を披露した。SKY-HIをはじめとする日本人アーティストとのコラボも行い、日本でのライブ経験もある。今回、タイフェスティバル出演を前にしたSTAMPが書面によるインタビューに応じた。