コロナ禍で人影が消えたオフィス。一時期よりも出社する人が増えてきているが、フルリモートを志向する人は多い(写真:gettyimages)
コロナ禍で人影が消えたオフィス。一時期よりも出社する人が増えてきているが、フルリモートを志向する人は多い(写真:gettyimages)

「必要なときに必要なだけ人材を確保できることが、企業が派遣スタッフを採用するメリットです。責任範囲が大きい正社員や、仕事の線引きが曖昧(あいまい)なケースと違って、業務の範囲が明確な派遣という雇用形態とフルリモートは相性がいいと言えます」(同社リモートワーカー支援事業部の坂井真吾さん)

 なかにはフルリモートの働き方を優先し、正社員から派遣にキャリアチェンジする人もいるという。坂井さんによれば、フルリモートで働く際の大前提として大事なのが「性善説でお互いを信頼すること」。さらに、「リモートワークでは自分から発信することが重要になります。今やっている作業、困っていることなどを頻繁に連絡するとお互いが疑心暗鬼になることを避けられます」。

 キャスターでは1千人以上のメンバーがフルリモートで働いている。かつては本社を東京に置いていたが、現在は宮崎県に移転した。14年の創業以来、事業は拡大し、業績も伸び続けているという。

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(編集部・高橋有紀)

AERA 2022年5月16日号より抜粋

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