総還元利回りは米国株の平均で4~5%も!
さらに、米国株では、株主還元の手法の一つである「自社株買い」も頻繁。会社が自社株買いを行うと、市場に出回る株式数が減り、1株利益の価値が相対的に上がります。たとえば1株利益が上がると、PER(※)は割安になりますよね。その結果、株価が上がりやすくなるのです。近年、米国では自社株買いを積極的に行う流れが加速しているといいます。
「配当」と「自社株買い」を合わせた総還元率は米国株平均で4~5%に達するということ。株主優待制度はありませんが、株主還元については、日本より積極的とも言えるのです。
株主を大切にする姿勢はいいですよね。「まずは高配当狙いで米国株を買ってみるのはありかもしれない」と思いました。特に今のように下がっている相場では、高配当株の買い場ですよね。
※PER(ぴー・いー・あーる)とは株価を1株あたり利益で割って算出し、株価が1株あたり利益の何倍かを示す指標(単位:倍)。数値が小さいほど割安、数値が大きいほど割高。