※写真はイメージです(GettyImages)
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 コロナ禍や自粛生活などの「環境の変化」により、多くの人が将来への不安を抱え、「大きなストレス」を感じています。

 ストレスを溜め込みすぎると、体調を崩したり、うつなどのメンタル疾患に陥ってしまいます。

 発売1ヶ月で10万部を突破した、樺沢紫苑氏による最新作『ストレスフリー超大全』では、ストレスフリーに生きる方法を、「科学的なファクト」と「今すぐできるToDo」で紹介した。

「アドバイスを聞いてラクになった!」「今すべきことがわかった!」と、YouTubeでも大反響を集める樺沢氏。そのストレスフリーの本質に迫る――。

●友達づくりはどんどん難しくなる

 学生時代は、自然と友達ができていた人がほとんどでしょうが、社会人になると、なかなか新しい友達はできにくくなります。

 職場の人間関係は、上下関係や出世争いなど、さまざまな事情が絡んでくるので、学生時代の友達のような関係にはなりにくいのです。社会人になると、何もしないで勝手に友達ができることは少ないでしょう。じゃあ、どうすれば友達が作れるのでしょうか。

●まずは「心を開くこと」から

 まず、友達を作る際に邪魔になってくるのが、「話しかけづらい雰囲気を持っていること」です。あなたの心が閉じている状態だと、なかなか人間関係は広がっていきません。マインドセットを変える必要があります。

「友達なんかいなくていい」「自分は1人でいるのが好き」と常に思っていると、それが非言語的に周りの人に伝わってしまいます。結果的に「自分には話しかけてくれるな」という雰囲気が出てしまうのです。

「オープンマインド」という言葉がありますが、その反対の心が閉じた「クローズマインド」の人が、周りの人から自然に話しかけられることは難しいのです。あなた自身が、無意識にバリアを張ってしまっていませんか。友達を作りたいならば、そのバリアを取り除きましょう。

 まずは、「自分は1人でいるのが好きだ」といった自己防衛的「言い訳」を安易に言わないようにします。「やっぱり、友達がほしい」「自分も会話の輪に入りたい」と思うことです。本心からそう思うことができれば、非言語的に周囲に伝わり、話しかけやすい雰囲気ができあがります。

 それこそが、心が開いた「オープンマインド」な状態なのです。

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「話しかけるなオーラ」を取り除け