今年で71回目を迎える「さっぽろ雪まつり」は、毎年200万人以上が訪れる北海道の冬のビッグイベントです。見どころはなんといっても大雪像。今年はサザエさん一家をはじめ、サラブレッドやワルシャワの宮殿などが登場。また、つどーむ会場では体を使って思いっきり遊ぶことができるほか、すすきの会場では夜の街が氷の世界に変身します。全国的に雪不足といわれていますが、さっぽろ雪まつりは準備が着々と進み、予定通り開催されます。今年の冬は札幌に足を運び、ビッグなお祭りを堪能してみませんか。
この記事の写真をすべて見る大通会場/大雪像、スケートリンク、グルメ、ジャンプ台が大集合!!
■2月4日(火)~11日(火・祝)[ライトアップは22:00まで]
札幌駅に近い大通公園の西1丁目から西12丁目の1.5kmにわたって、大雪像やスケートリンク、ジャンプ台やグルメショップが並びます。
【1丁目】J:COMひろば
・〈スケートリンク〉夜はツリーとテレビ塔のイルミネーションが点灯します。
【2丁目】カムイ雪広場
・食、演奏、グッズ販売などアイヌの伝統文化が体感できます。
【3丁目】HTB PARK AIR広場
・〈ジャンプ台〉大通公園に高さ24m、最大斜度39°、全長65mの巨大ジャンプ台が登場。トップレベルの選手がスノーボードやフリースタイルスキーで魅了します。
【4丁目】STV広場
・〈大雪像〉アイヌの天地創成神話の一つである「アイヌラックㇽ伝」
・〈中雪像〉スーモ わくわく雪像
【5丁目】道新 雪の広場
・〈大雪像〉世界を目指して駆けるサラブレッド
【6丁目】市民の広場
・〈中雪像〉うももも
・〈北海道 食の広場〉ラーメン、海鮮、ジンギスカン、豚丼、ザンギなど北海道の冬の味覚が大集合
【7丁目】HBCポーランド広場
・〈大雪像〉ワジェンキ公園の水上宮殿とショパン像
・〈中雪像〉太田胃にゃん
・〈中雪像〉僕のヒーローアカデミア
・〈中雪像〉Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆 × SNOW MIKU 2020
【8丁目】雪のHTB広場
・〈大雪像〉ウポポイ(民族共生象徴空間)2020.4.24 OPEN
・〈小雪像〉猫がちゅ~るをなめている。
【9丁目】市民の広場
・〈中雪像〉ゆいまーる
・〈中雪像〉うなぎのぼり滝登り!
・〈小雪像〉市民雪像
【10丁目】UHBファミリーランド
・〈大雪像〉サザエさん一家とウィンタースポーツ in SAPPORO
・〈中雪像〉巨大カップヌードル&八村塁の雪像トンネルwithミニSL
【11丁目】国際広場
・〈第47回 国際雪像コンクール〉
・〈国際広場グルメストリート〉
・〈小雪像〉雪ミク(初音ミク)Snow Parade Ver.
・〈雪像〉北海道だいすき発見隊 アローラロコン
【12丁目】市民の広場
・〈小雪像〉市民雪像。人気投票もあります。
つどーむ会場/ファミリーに大人気。体を使って雪で遊ぼう!!
■1月31日(金)~2月11日(火・祝)
■開催時間/9:00~17:00(一部アトラクションは16:00まで)
巨大な雪のすべり台やスノーラフティングなど、大人も子どもも体を使って、北海道の冬を思いっきり楽しむことができる会場です。
大きなチューブスライダーが2基、トンネルすべり台が1基、氷のすべり台が1基あるほか、雪玉当て、迷路、キックボード、そりゲレンデ、ラフティングなど、広い会場に、雪を楽しむことができるアトラクションが多数あります。
ただ、今年は少雪のため、人気のチューブスライダーは規模が縮小されることになりました。例年だと長さ100m、高さ10mあるスライダーですが、今年は長さ70m、高さ7mと、一回り小さいサイズになります。つどーむ会場で雪不足のために縮小になることは初めてのことです。
スポーツ用のドームである「つどーむ」では、屋内にもたくさんのアトラクションがあるので、小さい子どもも安心。また、大規模な休憩スペースや飲食ブースもあるので、遊び疲れてもゆっくりと休むこともできます。
〈参考:北海道新聞2020年1月18日27面「あぁ少雪 苦渋のイベント縮小」〉
すすきの会場/夜の街が幻想的な“氷の世界”に変身!!
■2月4日(火)~11日(火・祝)[会場の照明は23:00に消灯します]
札幌の“夜の街”すすきのの、南4条から南7条までの西4丁目線に、60基の氷像が並びます。テーマは「氷を楽しむ」。氷像に触れたり乗ったりすることができる広場があるほか、光輝くイルミネーションロード、温かい飲み物が用意されているアイスバーなどもあります。
会場はAからFの6ブロックに分かれています。
【A・Bブロック】
メインとなる大きな氷像が来場者を迎えます。
【Cブロック】
繊細で幻想的な氷像が並び、氷彫刻コンクールが行われます。
【Dブロック】
温かい飲食が楽しめるアイスバーやインフォメーションが設置されます。
【Eブロック】
イルミネーションのトンネルは撮影スポットとして大人気。また、氷彫刻のデモも行われます。
【Fブロック】
氷のすべり台や自動車などが設置されるので、子どもも楽しむことができます。
今年は雪不足のため、各地で冬のイベントが中止になったりしていますが、さっぽろ雪まつりは予定通りの開催となり、関係者をはじめ、雪まつりを楽しみにしていた人たちも一安心といったところでしょう。
全国的に雪が少ない冬ですが、札幌の雪まつりには迫力ある大きな雪像が並び、見ごたえ十分。今年の冬は北海道らしい雪のイベントを楽しんでみませんか。