この日もサプライズで登壇した後、ライブペインティングを披露した。色とりどりの絵の具を取り出してはマイペースにキャンバスを色付けながら、周りを囲んだファンの声にも応じる。
「こういう絵にしようとか考えるの?」(ファン)
「何も考えてないよ」(香取さん)
「勝手に浮かんでくる?」(ファン)
「そう。色を変えたいから、途中で(描くのを)やめるくらい。今のコ(描いている絵)は飽きてきた!」(香取さん)
冗談をとばしながらも、作品を見つめる目はまっすぐだ。当初は3カ月の会期をめいっぱい使って、一つの作品を仕上げる予定だった。だが、キャンバスはすでに半分近く埋め尽くされていて、香取さんのアートへの欲求があふれ出ている。
5月2日(木)発売の『AERA』では、香取さんが表紙と5ページにわたるインタビューに登場。アートへの思いを語っている。色鮮やかな作品の前に真っ白なスーツでたたずむ香取さんを、フォトグラファーの蜷川実花さんが撮り下ろした写真は必見だ。(編集部・福井しほ)
※AERAオンライン限定記事