2005年の出版60周年を記念して制定された「ムーミンの日」は、今日8月9日。ムーミンシリーズの作者であるトーベ・ヤンソンの誕生日です。日本のムーミンファンの間では、語呂合わせで6月3日をその記念日としていたそうですから、旧ムーミンの日と合わせてお祝いしたいですね。そんな記念日の今日は、日本のムーミンスポットについてご紹介いたします。

小島が丸ごと「ムーミンランド」・体験型の「ムーミン美術館」はフィンランドに

さて、ムーミンの世界を感じられるスポットは国を超えて様々な地域にあります。まずは、ムーミンファンならば一生に一度は訪れたい、発祥の地フィンランドの「ムーミンランド」。海に囲まれた小島へ桟橋を歩いて渡りムーミンの世界に入って行きます。情景を思い浮かべるだけでもワクワクしますね。子供も大人もゆったり楽しめる、手作り感のある優しい世界が広がっているそうです。
そして昨年、2017年6月17日に世界にひとつしかない「ムーミン美術館」がオープンしました。それまでは、タンペレ美術館ムーミン谷博物館で展示されていましたが、ホールを移し「ムーミン美術館」と名称を改め、12冊のムーミン本の物語に合わせて進む、体験型の新しい美術館となりました。ムーミンファンはもちろん、芸術を愛するすべての方が楽しめるそうです。
そして、気軽にムーミンの世界で一息できる「ムーミンカフェ」はイギリス・台湾・韓国・タイに。日本にも東京・神奈川・大阪・兵庫・愛知・岐阜・広島・福岡などの地域を中心に数十店舗あり人気のスポットになっています。

夏休みのお出かけに◎自然豊かな日本の公園にムーミンの世界

夏休みのお出かけにおすすめしたいムーミンスポットは埼玉県飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」です。ここは、ムーミン作者のトーベ・ヤンソンとの手紙のやりとりから生まれた公園なのだそうです。「自然との共生」を大切に設計されている公園を見ると、トーベ・ヤンソンの生い立ちにある、夏の間の数週間、家族で過ごしたサマーハウスの豊かな自然に囲まれて遊んだ思い出や、幸せな記憶をおすそ分けしてもらったような気分になるかもしれません。派手な遊具はありませんが、飯能市の豊かな自然とムーミンの世界観に包まれて、清々しく過ごせることでしょう。公営の公園ですから、入園も無料。市営の体育館などと共有の駐車場もあり、こちらも無料なのだそうです。夏の期間は定休日の月曜日を除いて、平日は9:00〜17:00、土日祝は19:00まで開園しています。詳細は「飯能市」のホームページまたは「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」のホームページをご覧ください。
そして、ついに今年の秋、2018年11月9日に同じく飯能市にムーミンテーマパーク「メッツァビレッジ」がオープンします。こちらはムーミンの世界観はもちろん、北欧のライフスタイルを体験できるテーマパークになるそうです。宿泊施設などもあるようですから、じっくりと楽しめそうですね。更に、同エリアに「ムーミンバレーパーク」という有料のテーマパークも2019年3月オープン予定です。こちらもオープンが待ち遠しいですね。

飯能市のホームページはこちら
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園