徳川家康は鷹狩りが好きだった。駿府城公園の銅像では手に鷹を乗せているほど。
現代の首都圏でも、家康気分を楽しめる場所がある。千葉県流山市のペットショップ「鷹の庵」が、鷹匠体験をさせてくれるのだ。そこで、鳥といえばセキセイインコしか縁のない記者も挑戦することに。主に北米に生息するハリスホークが、70mほど離れた場所から記者の腕に飛んでくるという。
超低空を滑るように飛ぶ鷹と目が合った。まじ、こわ! だが鷹は、記者の手前で羽ばたきゆっくり上昇。ふわりと腕に乗った。また目が合った。かわいいじゃないか。さっきまでの緊張もどこへやら、思わず「愛(う)い奴じゃ」と褒めたのである。
■エキゾチックアニマル鷹の庵
千葉県流山市南流山6-28-5
(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2023年5月5-12日合併号