2人組の“超自由音楽ユニット”グデイを、相方のミ米ミ(みーまいみ)さんとともに運営する室井ゆうさん。
パフォーマンスも含め、「なんでも衝動で動いちゃうところがある」ということで、自由なセルフプロデュース活動の良さと悪さが降りかかってくる事態も多い。
「自分たちがやりたいと思うことは全部できる。常に気持ち先行で動きがちなので、計画をたてずに衝動で動いてしまう。この人に曲を書いてもらいたいと思ったら何曲も発注しちゃって、翌月の支払いが……!ということがよくあります(笑)」
そういうときは、「ライブの本数を増やします!」。とはいえ基本的にオファーは断らない姿勢なので、
「『やります! やります!』と言っていたら、2日で11ステージになっていたこともありました。出番が終わって、10分間で次の会場に移動して衣装の着替えもして、とか。だからブレーキかけてくれる人が欲しいかもしれません(笑)」
ミ米ミさんとの2人での活動というフットワークの軽さもプラスに作用する。
「何人もメンバーがいるグループではないので、パフォーマンスのことやセトリ(セットリスト)、あとスケジュールなんかも『この日空いてる?』『空いてるよ』『〇〇さんに曲頼んでいい?』『いいね!』と、直で聞けることも楽ですね」
グデイは現在3年目。コロナ禍直撃でデビューライブが延期になるなど、「思い描いたかたちでのデビューとは違った」とふりかえるが、
「2人の好きなこと、やりたいことをまずチャレンジしようというユニットなので、チャレンジを楽しく繰り返すことがめちゃくちゃ学びになりましたし、楽しいことのほうが圧倒的に多いです」
これまでの最大のピンチを聞くと、21年夏に、5曲入りCDを5枚同時発売したときだったと笑う。