
pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」。今回のテーマは、「戦争」について。息子さんから戦争について「なんでお口で話し合わないの?」という質問に、即答できなかったというpecoさん。そのときpecoさんが取った行動には、子どもの「なんで?」に真摯に向き合う姿がありました。
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私が、戦争について関心を持ったのは、ジブリのアニメ映画「火垂るの墓」から。空襲で母を亡くした14歳の清太と4歳の節子が主人公で、私にも11歳離れたお兄ちゃんがいるので自分に重ね合わせて、小さいときからめっちゃ何回も見ていた。
私の中のルーティンで、発熱で寝込んでいるときに「火垂るの墓」を見るナゾの決まりになっていて、小さい頃は年に1~2回は見ていました。「火垂るの墓」は、見ると毎回泣いていたし、私の中では大切な映画。
小学校3年生か4年生のときには、学校で平和について学ぶ授業があって、戦争を経験した身近な人から話を聞いてくるという課題がありました。
ひいおばあちゃんは中学3年生の時に100歳になる年で亡くなった長生きだったので、もちろん戦争経験者。ひいおばあちゃんから戦争の話を聞いたのは覚えています。
「原爆ドームに行きたい」にお母さんは
あと、小学校に「はだしのゲン」があって、私は読み込んでいくうちに、原爆について詳しく知りたくなった。それで、お母さんに「原爆ドームを見に行きたいって」って、話したら、大阪から新幹線に乗って、広島の原爆ドームに連れて行ってくれました。当時はバレエのレッスンもあったので、原爆ドームと平和記念資料館を見て、帰ってきてすぐにバレエレッスンに行くみたいな強行スケジュール。
私が「行きたい」って言ったらすぐに連れて行ってくれて、お母さんには感謝しています。だから、もし息子が、原爆ドームだけじゃないですけど、何か学びに行きたいと言ったときにはできるだけすぐに連れていってあげたいと思っています。