
だからこそ、やはりコンテンツのオリジナリティーが最終的にはものを言うと考えています。どこにでもあるものは選ばれづらく、そこにしかないものは強い。小規模ならなおさらです。喜んでくれる客数に差はあれど。
プロレスを観始めてまだ5年ほどですが、表現の柔軟性が無限のジャンルであるが故、「そこにしかないもの」である重要性をいつも感じます。「どこにでもある、過去に見たことがあるもの」に時間を割いて足を運ぶのは難しい。
先日のBASARAも全日本プロレスも、規模の差こそあれ、どちらも「そこでしか観られないもの」を提供していました。満足。
私の生業であるラジオも執筆も、フォーマット内での表現は自由。広く捉えれば同じ。我が身も引き締まりました。
※AERA 2025年8月25日号
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