写真・図版(3枚目)| 8月の“お宝”株主優待15 利回り約5%で4千円の食事券も! 250銘柄保有する“優待弁護士”に聞く
写真・図版(4枚目)| 8月の“お宝”株主優待15 利回り約5%で4千円の食事券も! 250銘柄保有する“優待弁護士”に聞く

「食事券は店舗数が多くて外出先でも使いやすい、味に定評がある人気店を選んでみました。例えば『日高屋』を運営するハイデイ日高(7611)は、毎年8月末時点で100株以上500株未満の株を保有していると、1000円分相当(500円が2枚)の優待券またはおこめ券1枚が選べます。私も事務所の近くのお店でよく利用します(笑)」

 優待の内容を拡充している銘柄もある。たとえばラーメンの「壱角家」と「山下本気うどん」を展開するガーデン(274A)は、2月末時点で100株以上保有している株主を対象に、壱角家の「食事券」を2枚(保有期間1年未満、1年以上は4枚)贈呈していたが、中間決算の8月末に権利確定日を迎える株主にも、食事券1枚を贈呈し、壱角家、山下本気うどんの全店で提供するメニュー1品が無料になるように、内容を拡充した。

配当と優待を合わせた総利回り5%以上

 また、重視したいのは「優待利回り」で、居酒屋やハンバーガー店を展開するユナイテッド&コレクティブ(3557)は、8月末と2月末の年2回、100~299株保有の株主には5000円相当の食事券がもらえる。投資金額は9万8900円(8月4日終値)で100株で取得できる。優待利回りは10%超だ。

 『磯丸水産』などを運営するSFPホールディングス(3198)は100~499株の保有で、8月末と2月末の年2回、4000円相当の食事券がもらえる。配当金と合わせると利回りは約5%だ。

 業績が上向きの企業は、配当金を上積みさせてきている。株主優待と配当金をダブルでもらえる銘柄を探せば、配当と優待を合わせた総利回り5%以上得ることを目指せる。また、たとえいま、配当はなくても、将来的に配当がつくような成長性が見込める銘柄を選びたい。

 不動産総合サービスのAVANTIA(8904)は、100株以上500株未満を1年以上継続して保有すると、1000円相当のQUOカードがもらえる。配当金は年38円なので、総利回りは5%超になる。

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