
今回のランキング表には入っていないが、配当好きな投資家が注目したい銘柄として日用品最大手の花王を挙げた。花王の配当利回りは2%台半ばと、東証上場企業の平均をやや上回る程度だが。
「利回りは地味ですが、連続増配記録を更新中で、今12月期で36年連続。業績も伸びています。
米国のP&Gやジョンソン・エンド・ジョンソンみたいな銘柄です。トランプ関連で全体調整局面は何度も来そうですから、花王がツレ安したら拾うのはアリ」
土信田さんはいう。
「配当利回り2%程度でも、長期保有すれば自分の買値に対する配当利回りは上がります。
36年も連続増配しているのですから、花王側も記録を途切れさせたくないでしょう。そういう銘柄は新NISAと好相性です」

取材・文/中島晶子(AERA編集部)、大場宏明

編集/綾小路麗香、伊藤忍
『AERA Money 2025夏号』から抜粋
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