
1971年のソロデビューから半世紀以上。今年6月、沢田研二さんは喜寿、77歳の誕生日を迎えました。テレビにあまり出ることがない今も、ライブのチケットは即完売。芸能界の常識から逸脱しながら、独自の道を突き進むその姿に、多くのファンが心を動かされています。表現者としてステージに立ち続けるジュリーの魅力を、識者たちが多角的に分析したAERA DIGITALの記事を紹介します。
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① 沢田研二きょう77歳誕生日 語られるべきは「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」だけじゃない“攻めてる”一曲に唯一無二の存在感
https://dot.asahi.com/articles/-/259347
人気音楽評論家のスージー鈴木さんは、沢田研二、ザ・タイガースの1980~85年の楽曲が「一番面白い」と言います。NHKの紅白歌合戦で披露され、鈴木さんが「攻めてる」と言う「晴れのちBLUE BOY」など、実験性と大衆性を両立させた楽曲に注目し、唯一無二の存在である理由を解き明かしていきます。
② ジュリー、沢田研二77歳喜寿直前ライブは観客総立ちの熱狂ぶり 「めでたくもあり、だんだん終わりが…」
https://dot.asahi.com/articles/-/259358
77歳を迎えた6月25日、沢田研二はライブツアーの真っ最中。新体制のバンドメンバーで臨んだ神戸でのライブを密着レポート。MCでは世界情勢に触れながらも、代表曲「渚のラブレター」などを熱唱しました。
③ ジュリーこと沢田研二が77歳の誕生日 若作りなしで現役を貫く「とんでもない」スター性と存在感
https://dot.asahi.com/articles/-/259357
現代アイドルの元祖、ロックのトップランナー、そしてメディアアートの体現者としての沢田研二。すでに金字塔を打ち立てながら、往時に劣らぬパフォーマンスを今も披露している“奇跡的な存在”である理由を解説します。
④ ファンが選んだ沢田研二「究極の一曲」に“納得” 音楽評論家スージー鈴木氏が選んだのはキーを間違えて歌った「名曲」
https://dot.asahi.com/articles/-/226378
沢田研二の「究極の一曲」は何か。編集部が実施したファンアンケートでは「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」「カサブランカ・ダンディ」がトップ3に選ばれました。なぜ、それぞれの曲はファンの心をつかんだのか、人気音楽評論家のスージー鈴木さんが紐解きました。そして、鈴木さんが推すのは、キーを間違えて歌い切ったという“事故の名演”でした。
⑤ 76歳になった「ジュリー・沢田研二」は歌謡曲黄金時代の“生ける伝説”、いや極上の“生きた化石”である
https://dot.asahi.com/articles/-/226289
数々のヒット曲を持ち、60年近くにわたって歌手活動を続けている沢田研二。歌唱力に加え、作品の企画性や奇抜なパフォーマンス、衣装、化粧などで独自の世界観を構築し、のちのJポップやヴィジュアル系ロックにも影響をもたらしました。そんな彼を、宝泉薫さんは「『極上』の生きた化石」と表現します。
(AERA編集部)