撮影:馬場岳人(朝日新聞出版写真映像部)
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「きれいになったね」と言われた一言が、人生を変えた――102歳現役美容部員・堀野智子さんの“化粧品セールス”との出会い。30歳で初めて手にしたポーラの基礎化粧品。
 肌の変化を実感し、周囲からも「最近きれいになった」と声をかけられるようになった堀野さんは、その嬉しさを誰かと分かち合いたいと、自宅でお手入れ会を開くように。「これ、私もやりたい!」と、きれいになる喜びを伝える仕事に、心が自然と動いた瞬間でした。子育ての合間に芽生えた「働く意欲」とビューティーアドバイザーとしての原点を、『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。

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――堀野さんは、化粧品セールスとの出会いを教えていただけますか?

 30歳の私が、お客さんとして最初にポーラの製品を使ったのは、化粧品・乳液・クリームの基礎化粧品3点セットと、口紅やおしろいなど最低限のメイクアップ用化粧品です。

 いろいろ使ってみたかったですが、経済的な事情があって片っ端から試してみるということはできませんでした。

 それでも使ったなりの成果はしっかり出ていたようです。

 同じ団地に住んでいた主婦仲間から「堀野さん、最近、ずいぶんきれいになったけど、何かしてるの?」とよく聞かれるようになったんです。

 実際、洗顔後に基礎化粧品でお手入れすると、お肌にうるおい成分がぐんぐん入っていきみずみずしくよみがえるという実感がありました。

 まだ30歳という若さも手伝って、お肌が内側から輝き出している感じもしました。

 そこへもってきて、人のことをよく見ている団地の奥さんたちに「きれいになったね」と言われたわけですから、うれしくて笑いが止まりません。
 

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