
スマートフォンと使いたい1/1.7 型で自撮り対応機
カシオ計算機といえば高速連写で有名。このEX-ZR4000も最高30コマ/秒の連写が可能な同社ハイスピードシリーズの最新モデル。最大の特徴はズームレンズの広角端が19ミリ相当の超広角になっていることで、グルリと180度反転する液晶モニターとあわせ、自撮りがとても行いやすくなっている。動画時にはやや画角は狭くなるものの、それでも一般的なコンパクト機やスマートフォンに比べると広角だ。実際に使ってみると、自撮り用途以外でも19ミリは文句なしに面白い。一眼レフなどレンズ交換式カメラでは特に珍しい画角ではないが、コンパクト機で19ミリ相当というのはちょっとした日常生活のスナップも、妙にパースペクティブが強調された画になるため意外と新鮮なのだ。
ただ、超広角はどうしても画面が傾きやすい。できれば水準器が欲しかったと思う。また、右手側にある内蔵ストロボはカメラを構える手で隠れやすいのも気になった。撮像素子は1/1.7型の1210万画素裏面照射タイプなので、画質はコンデジの中ではかなり良好。感度が高くなりがちな室内撮影でもノイズは少なめだった。

デザイン
デザイン的には男性よりもどちらかというと女性向けの印象。ボディーカラーはブラックとホワイトの2種類あるが、どちらもボディー上下部はシルバー仕上げ
使用感・操作感
電源スイッチを操作しなくても、液晶モニターをチルトさせるだけで起動するのは便利。Bluetooth Smartで、常時接続したスマートフォンへ画像を自動送信できるのもいい。ボディー前面には自撮り用シャッターボタンもある
描写性
コンパクト機としては比較的大型の1/1.7型で、裏面照射型ということもあり、高感度時でもノイズは少なめ。レンズの描写もシャープで、解像感の高い写りが得られる。RAW(DNG)でも撮れる
◆河田一規
●レンズ:8群9枚(非球面レンズ含む)。4.06~20.3ミリ(35ミリ判換算で19~95ミリ相当)F2.7~6.4●最短撮影距離:レンズ先端から3センチ(ワイド端)●手ブレ補正:レンズシフト式●撮像素子:有効1210万画素。1/1.7型●液晶モニター:3.0型、92万1600ドット●シャッター:最高1/1600秒。プレミアムオートPRO時1/4000秒。高速連写モード時1/2万秒●撮像感度:標準出力感度。ISO80~6400。HSナイトショットで最高ISO2万5600●動画撮影機能:1920×1080/30pなど●記録媒体:SDメモリーカード(SDHC/SDXC対応)。内蔵27.6MB●通信機能:IEEE802.11b/g/n●大きさ・重さ:約108.3×61.5×37.7ミリ・約209グラム●価格:オープン(実売5万90円)●URL:http://casio.jp/