日本中で話題になった「timelesz project(タイプロ)」のオーディションを経て、今年2月にtimeleszの新しいメンバーになった原嘉孝さん。 映画「#真相をお話しします」では、「タトゥーの男」役で出演。いま大注目の“原ちゃん”に、アイドルにかける思いやSNSとのつきあい方を聞きました。小中学生向けのニュース誌「ジュニアエラ2025年5月号」(朝日新聞出版)からお届けします。
【写真】原さんが表紙に登場した『ジュニアエラ』はこちらアイドルにかける思いとは?
――原さんはオーディションを経て、timeleszの一員になりましたね。おめでとうございます!
ありがとうございます。中学3年生から「ジュニア」として活動を始めました。マイクをもって歌って踊って、全国をコンサートで回る夢をもっていたので、デビューできたことが本当にうれしいです。
――29歳という年齢でも、「アイドルになる」という夢をあきらめなかったのはどうしてですか?
子どものころから目立つのが大好きで、「自分の個性を生かせるのはアイドルしかない!」と思って、事務所に応募したんです。でも、ジュニア時代に組んだユニット(宇宙Six)も解散してしまって……。それでもずっと応援し続けてくれるファンの方たちに、もっと輝いている自分を見せたい、喜んでもらいたいって思っていたのであきらめられなかった。あとは……親孝行したかったですね。家族にはずっと支えてもらったので。
――ご家族もオーディションを見守ってくれていたんですね。
はい。2月5日の最終オーディションには会場に来てくれました。でも合否の結果は2月15日の発表までは絶対に秘密だったので、家族にも伝えることができなかったんです。家族は10日間ずっと不安で、「合格していたら」「落ちていたら」
って家族会議をしたそうです(笑い)。でも、ぼくには何も聞かずにそっとしておいてくれました。母は黙ってぼくの好きなギョーザを焼いてくれて、合格を知ったときには涙を流してハグしてくれました。