――この映画も、SNSの怖さを感じますよね。

 大森元貴さん演じる鈴木が投げかける言葉は、ぼくの胸にもグサグサ刺さりました。人って表に見えている部分がすべてじゃないから、自分だけが主役みたいに考えて人を簡単に判断するコメントはしないでほしいって改めて思います。

――この映画を楽しむコツは?

 ポロリと話す短いセリフがすごい伏線だったり、裏切りの理由だったりして、後半に次々と謎が明かされていくのがおもしろいんです。言葉の一つひとつに注目してみてほしいですね。

友達づくりはありのままの自分でいるのが一番

――話は変わりますが、春はクラス替えや新入学で新しい人と出会う季節です。お友達の多い原さんから、友達づくりのコツを伝授していただけますか?

 え? なんだろう……。がんばって友達をつくろうと思うと、どうしても自分をよく見せようって思っちゃうんですけど、ありのままでいいんじゃないかな。等身大の自分でいたら、相手も等身大の姿を見せてくれる。そういう友達のほうが、長続きすると思います。

――原さんには、小学校時代から続く友達はいますか?

 いますよ。地元の友達とは今も仲よしで、毎日のように連絡を取り合う相手もいます。オーディションもずっと応援してくれました。小学校や中学校は、そういう長いつきあいの友達と出会える場だと思うから、ありのままの自分でぶつかってみて!

 ぼくはアイドルにならなかったら、学校の先生になりたかったんですよ。悩んで決めたアイドルの道だから、これからもがんばります。新生timeleszを応援してください!

(取材・文 神素子)

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