その後も「知って欲しいことが沢山あります。お子さんのいる方にもよろしければお薦めしたいです」「撮影開始から3ケ月を超え、石鹸のように少しずつすり減っている感じがします。でもこの作品に全力で向き合いたいと思ったのは、皆さんに知って欲しいと思ったからです」「凍てつくほどの孤独・悲しさと、優しさと愛が同居した人物として頑張って演じ切りたいと思っています」などと同作への深い思いを繰り返し投稿している。
これを受け、ネット上では「北川景子さんって、お人形のようなお顔とこの熱い人柄のギャップが本当に素敵」「熱い連投を見たら、北川景子さんのことますます好きになった」といった好意的な声が散見される。
「綺麗すぎて大根に見える」
北川といえば、高校在学中に地元の神戸でスカウトされ、モデルを経て2003年にドラマ「美少女戦士セーラームーン」(CBCテレビ制作、TBS系)の火野レイ(セーラーマーズ)役で俳優デビュー。06年公開の「間宮兄弟」で映画初出演、07年放送の「モップガール」(テレビ朝日系)で連ドラ初主演を果たすと、数々の話題作で主演やヒロインを務め、17年公開の映画「探偵はBARにいる3」で「第41回日本アカデミー賞」優秀助演女優賞を受賞した。
一方、特に20代頃までは「北川景子や佐々木希みたいな綺麗すぎる女優は、演技が大根に見える」「顔が美しすぎてリアリティーが薄い」といった声も上がりがちだった北川。しかし、29歳でタレントのDAIGOと結婚すると、以降の出演作ではそんなネガティブな声を一蹴するような情熱的な演技を見せている。前出の北村氏が話す。
「北川さんが演じた中で個人的に好きなのは、映画『約束のネバーランド』のイザベラ役とドラマ『リコカツ』の水口咲役、そしてドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』の柊木雫役です。どの作品も出産に前後して演じられていますが、『綺麗すぎてどこか現実味に欠ける』と評されがちな北川さんの、女優としての引き出しを拡大した作品だと思います。
どこかキャラクター的というか『このキャラはこういう言動をするもの』といった枠がすでにあり、その枠内で最大限の魅力を引き出すのに長けている北川さん。しかし、『あなたを奪ったその日から』の紘海は、犯罪に手を染めきれないグレーな部分も併せ持っている人物なので、今後もどのような見せ方をしてくれるのか楽しみです。本作は間違いなく北川さんの代表作の一つになりそうですね」
ママになってから俳優としての評価をさらに上げている北川。来年40歳を迎えるとあり、今後は演じる役の広がりも期待できそうだ。
(小林保子)
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