
先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA DIGITAL」で2025年5月8日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。
* * *
平成のバブル期に「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)、「愛さずにいられない」(日本テレビ系)、「振り返れば奴がいる」(フジテレビ系)など数々の名作ドラマに出演し、一世を風靡した女優・千堂あきほ(56)の“現在”が話題になっている。3月に放送された北海道ローカルのドラマに出演し、久々に全国的なニュースになったからだ。テレビ情報誌の編集者はこう話す。
「千堂さんはローカル局の北海道テレビで放送された4話構成のドラマ『ススキノ・インターン~マーケ学生ユキナの、スナック立て直し記~』に主人公の母親役で出演しました。プライベートでは2人の女の子を育てるママですが、“役”として母を演じるのは、リアルでの母親とはまた違ったやりがいがあるとSNSでつづっていました。ソバージュヘアがトレードマークだった往年の姿とは打って変わって、ショートカットの素朴な母親姿を披露していました。そんな千堂さんの姿に、視聴者からは『え~、どこ出てたの!?』『クレジットに名前あったけどホントに出てた?』など、驚きの声もありました」
全盛期の千堂は、ソバージュヘアにボディコン姿で視聴者を魅了し、バラエティーから歌や演技までマルチな才能を発揮していた。バブル期を象徴する華やかさで一躍人気となり、「学園祭の女王」とも呼ばれていた。

「最近、千堂さんは当時のことをインタビューで振り返っていたのですが、一時期は、学園祭出演をこなしつつ、『オールナイトフジ』など深夜の生放送番組のMCやドラマの撮影、さらに新潟のローカル番組にも出演していたこともあったそうです。その頃は寝る時間がなく、新幹線で睡眠時間を確保していたと話していました。当時は多忙すぎる日々で体調不良となり、不調が続き、最終的には胃潰瘍になってしまったそうです。当時は華やかで都会的なキャラを“演じていた”とも語っており、そんな芸能生活に疲れたのか、結婚後はほぼ引退して生まれ故郷の関西に居を移したのです」(同)
しかし、第2子出産や東日本大震災をきっかけに北海道移住を決意し、現在、同地での生活は14年以上になる。それゆえ、北海道ローカル局のドラマにも出演していたのだ。
「移住後は、北海道ローカルの情報番組でレギュラーコメンテーターを務めたり、大泉洋さんがレギュラー出演するバラエティー番組『1×8いこうよ!』や、タカアンドトシの街ブラ番組『発見!タカトシランド』などにも何度かゲスト出演しています。また2年前にも北海道ローカルのドラマにゲスト出演しており、道民にとってはちょくちょくテレビで見る存在になっています。千堂さんは地域密着の視点で食や暮らしに関して情報発信することが多く、その飾らない人柄で北海道では老若男女問わず人気を集めているようです」(民放バラエティー制作スタッフ)