インタビューに応じる太田光さん(左)と上田晋也さん/撮影:小山幸佑

収録は都内の結婚式場を転々と…

――中京テレビは民放キー局ではなく、名古屋が本社です。番組を通じて、その特性を感じる場面はありますか。

上田:東京のテレビ局だったら豪華なセットを組んで、みたいな感じになると思う。いい意味の自由さというか、適当さというか……。番組の内容を見ても分かると思いますが、その辺がやっぱり中京テレビらしい。

太田:本当に自由。ここ4~5年、番組の収録が東京都内の結婚式場を転々とする形になってきて。それはそれで楽しいんだけど、名古屋に行かせてもらえなくなっちゃった。そう考えると、らしさなんてないかもしれない(笑)。

上田:久々に、「やっぱり名古屋の番組出てるな!」って感じたいよね。

太田:名古屋と言わずとも、中部地方のどこかに行って、コーヒー飲みながらしゃべるみたいなのもいいね!

――名古屋での収録で、印象に残っているのは?

上田:10年間、ずっと雑談というか、特にトピックもない(笑)。けど、ナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)でキャッチボールできたことかなあ。

太田:あったね。名古屋のテレビ局ならでは、という感じがしたよね。俺は、天気のいい日に栄のテレビ塔の屋上で収録したことかなあ。これも特にトピックではないけど、収録で目が痛くなってさ(笑)。

上田:あったね!「サンジャポ」(サンデージャポン・TBS系)でピーちゃんが泣いている、泣くニュースでもないのに、みたいな話を聞いたよ(笑)。俺もスポーツの生放送やってて、なにも見えなくなって、何を解説しているかわからなくなったから。二人で話して、「この原因、屋上の収録の時じゃない?」みたいなこと言い合ったことがあったな。今振り返ると、本当にスタッフも私たちも自由な気がしますね(笑)。

【後編はこちら】太田光と上田晋也が話すテレビの可能性 「あるぞ、地方局の逆襲!」 

(聞き手:AERA編集部・小山歩)

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