
今季の米女子ツアーのシェブロン選手権が現地時間24日からテキサス州のザ・クラブ at カールトン・ウッズで開幕する。
【写真】おじさまたちのアン・シネ詣に密着 「本当に目のやり場に困った」
今大会には、世界ランキングトップのネリー・コルダ(米)をはじめ、ジーノ・ティティクル(タイ)、リディア・コ(ニュージーランド)などトッププロが集結。日本勢も同ツアーを主戦場とする13名が出場予定となっている。
シェブロン選手権は、5つある海外女子メジャーの一つ。日本勢は、全米女子オープン(笹生優花、2021年、24年)、KPMG全米女子プロゴルフ選手権(樋口久子、1977年)、アムンディ・エビアン選手権(古江彩佳、2024年)、そしてAIG女子オープン(渋野日向子、2019年)と4大会でメジャー覇者を生み出しているが、このシェブロン選手権はこれまで未勝利だ。
1972年にコルゲートダイナ・ショアウィナーズサークルとして始まったこの大会は、ナビスコ・ダイナ・ショアとなった1983年からメジャーに昇格。40年以上に及ぶ歴史の中で、これまで数多くの日本人女子がメジャー優勝を目指してきたが、頂点に立てずにいる。
近年の日本勢最高位は2022年大会の渋野の4位タイ。この他トップ10入りは何度かあったが、過去を遡ると2001年に福嶋晃子が記録した2位タイが最高ランクとなっている。しかし、今年はこのメジャー初戦で日本人チャンピオン誕生が期待できそうだ。
今季の米女子ツアーには、上記に挙げた歴代日本人メジャーチャンピオンの笹生、古江、渋野など総勢13名の日本人女子が参戦。彼女たちの誰もがメジャーの頂点に立ってもおかしくない状況になっているが、中でも一番その可能性が高いのが今年から米女子ツアーに参戦する竹田麗央だろう。
竹田は、開幕戦のヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズで通算11アンダー8位となり、いきなりトップ10フィニッシュを決めると、第3戦のホンダLPGAタイランドで9位タイとトップ10入り。そして、ブルーベイLPGAでは2位に6打差をつける通算17アンダーで圧勝した。