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 シリコンバレー銀行の破綻、新NISAの始動……。今後の相場はいかに!? 金融のプロ4人に絶対匿名を条件に聞いた。参加者は以下の通り。

【図表】株主優待制度の新設を発表した主な会社、優待内容はこちら

■座談会の参加者■

A:国内証券プロップトレーダー。40代男性。地場証券に始まり、銀行系証券、ネット証券などを渡り歩いて現職。株だけでなく、為替、先物、オプションも扱う全マーケットに精通したトレーダー

B:国内運用会社トレーダー。40代男性。複数の国内証券会社の調査部を渡り歩いた後、バイサイド(運用)に転職。マーケット分析に定評あり。顔が広く、業界事情にも精通している

C:サラリーマン投資家。50代男性。投資歴30年以上。個別株から先物、FX、不動産、ビットコインにまで投資する雑食系投資家。数億円の資産を有し、2022年の投資成績は+1千万円

D:外資系証券セールストレーダー。日本株担当の40代男性。外資系証券を渡り歩いた経験から業界内で顔が広く、顧客は海外の大口機関投資家ばかり。仕事が多忙を極めているため転職を思案中

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──海外では金融不安をあおるようなニュースが続出しています。

A:米国ではシリコンバレー銀行にシグネチャー銀行、シルバーゲート・キャピタルと比較的大きな金融機関が相次いで破綻に追い込まれましたが、瞬間的に急落したドル/円はあっという間に戻したし、米国株も高値圏まですぐに回復しました。米国発の金融危機はすでに過ぎ去ったと考えていいでしょう。

D:同業者としては、クレディ・スイス(CS)の行方のほうが気になりますね。同じスイス系投資銀行のUBSによる救済目的の買収が決まっていますが、大量のクビ切りが行われるのは間違いない。日本のCS証券でも、かなりの人が切られるでしょう。私のようなセールストレーダー(機関投資家の売買注文を受けて執行するトレーダー)は、当然CSにもUBSにもいますが、CSのセールスは開店休業状態のようです。あまりにもヒマすぎて、ザラ場(取引時間中)なのに日本vs.米国のWBC決勝戦を全部、リアルタイムで見たという人もいました。

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