ブランディングでのし上がってきた

 だが、指原本人はそんな状況も計算のうちかもしれない。元「週刊SPA!」副編集長で芸能デスクの田辺健二氏は指原の今後をこう予測する。

「指原さんは若くしてタレントとしての自分を徹底的にブランディングしてのし上がってきた人です。AKB選抜総選挙3連覇も偉業ですし、文春砲がきっかけでHKT48へ移籍したときも、博多でしっかりチームをブランディングしつつ、劇場支配人にまでなりました。タレントとしての嗅覚がズバ抜けており、だからこそ商品プロデュースでも実績を上げることができたのだと思います。一方、女性タレントとしての限界を感じつつも、恋愛バラエティーで元カレとのエピソードを明かしたり、事業面での高収入をにおわすなど、彼女の“第2章”がすでに動きだしているのは明らかです。タレントやメディアの在り方が問われるような激動の時代に突入した今だからこそ、彼女のような人がさらに光り輝くはずです」

 昨年の誕生日には「卵子凍結」をしたと告白し、話題になった指原。徹底したブランディングで、タレント以外の道を模索しているのだろう。

(藤原三星)

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