第69回紅白歌合戦で「SEIKO DREAM MEDLEY」を歌う松田聖子=2018年12月31日 東京・渋谷のNHKホール
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 26日放送の「昭和の名曲 伝説のスター13選〜今夜決定!時代を超えて愛されるNo.1ソング〜」(テレビ朝日系・午後7時)は大人気のスペシャル番組。伝説のスター13組のヒット曲を一般投票によってランキング化し、アーティストごとに発表。中森明菜、西城秀樹、中島みゆき、安全地帯、高橋真梨子など数多くのヒット曲を誇る彼らのNo.1ソングは? さらに美空ひばりの「マイウェイ」、テレサ・テンの「襟裳岬」、八代亜紀の「喝采」などお宝カバー映像も公開。そんな昭和のアイドルのひとり松田聖子にまつわる過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年5月7日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

【写真】ハーフアップがカワイイ松田聖子はこちら!

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  日本を代表する女性アイドル松田聖子(62)。女性アーティスト最多となる125回目の日本武道館公演を記録したライブDVD&ブルーレイが5月8日に発売されることに加え、6月には2024年のツアー「Pre45th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2024 "lollipop"」がスタートする。映像やライブで松田聖子の名曲に触れる機会が多い今、AERA dot.では、松田聖子の曲の中で最も好きな曲について緊急アンケートを実施した。今回はまず、10位~6位をランキング形式でお届けする。(アンケートは4月2日~22日、AERA dot.の記事や公式SNSアカウントで実施。579人が回答した)

10位 制服 18票

「赤いスイートピー」のB面に「制服」 撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵 

 B面の名曲中の名曲の呼び声高い「制服」(1982年1月21日リリース/作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂/編曲:松任谷正隆)がランクイン。

 聖子の代表曲「赤いスイートピー」のB面だが、作詞を担当した松本隆は、実は「制服」の方が自信作でAB面を入れ替えてロングセラーを狙ったが、「赤いスイートピー」が大ヒットしたために実現しなかった。松本隆の“自信作”だけに「隠れ名曲です」(60代・女性)という声も多い。

 リリースされた82年当時が、卒業の年代だったファンからの支持はもちろん厚い。

「卒業式と重なる」(50代・男性)
「卒業式の思い出す」(50代・男性)
「とにかく私の青春時代でキュンとなる」(50代・女性)

 松本隆の詩、呉田軽穂(松任谷由実)の曲に、松田聖子の甘い歌声は、一瞬で当時の思い出がフラッシュバックする。

「卒業前、同じような経験があったから重ねて見える」(50代・女性)と、曲が流れるだけで、いまでも胸キュンなのだ。

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9位はここからファンになったという声も