
ダウンタウンの浜田雅功が、体調不良のために一時休養することが発表された。所属事務所の吉本興業が明かしたところによると、昨年末頃から体の不調を覚えるようになり、医療機関を受診したところ、医師から当面の間、静養することが望ましいという助言を受けたのだという。
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現在、相方である松本人志も活動休止の状態にあり、これでダウンタウンの2人がテレビから姿を消すことになる。30年以上にわたってお笑い界のトップを走り続けてきたダウンタウンがテレビからいなくなってしまうのは異例の事態である。
ダウンタウンが世に出てきた頃、彼らはコンビ単位での活動をメインにしていた。ダウンタウンとしてのレギュラー番組も多く、浜田もその仕事に専念していた。その後、徐々に個人としての活動が増えてきた。『人気者でいこう!』『ジャンクSPORTS』などの番組で浜田は単独で司会を務めるようになり、司会業がどんどん増えていった。
司会者としての浜田の本分
司会者としての浜田の売りを一言で言うと、厳しさと優しさを高いレベルで両立させているところだ。司会者の仕事の本分は、番組をスムーズに進行させることにある。番組の流れを事前に把握した上で、出演者全員をその方向に自然に誘導していく。うまくいかないことがあっても、臨機応変に対応してチームをまとめ上げ、番組を滞りなく進めていかなければいけない。司会者にはリーダーとしての厳しさが求められる。
この厳しさという点において、浜田ほど意識が高い司会者はいない。彼が仕切る番組の収録現場には、程よい緊張感が漂っていて、スタッフも出演者も目的のために一丸となっているのが伝わってくる。その空気を作っているのは船頭役である浜田の絶対的な存在感である。
生放送の番組の本番中にも、浜田がスタッフに文句を言ったり、厳しい言葉をかけたりする場面を目にすることがある。もちろんカメラの前でやっている以上、それ自体はパフォーマンスとしての要素を含んでいるわけだが、裏でもそのような緊張感が保たれているのだろう。